鶏足寺 (滋賀県長浜市木之本町) 近江湖北27名刹 紅葉の名所

琵琶湖湖北地区の紅葉の名所として知られ、シーズンには多くの
紅葉狩りの人で賑わう。
己高山(923m)の山麓に鶏足寺・石道寺と十一面観音立像の
観音の寺としても親しまれている。
鶏足寺の仏像群は収蔵庫<己高閣・世代閣>に安置され、拝観も
可能になっている。

己高山は山岳仏教の聖地として奈良時代に行基によって開かれ、
伝教大師最澄が再興整備し、五大寺院が山頂付近に建立された
と伝えられいる。
その五大寺院の一つ観音寺の別院として735年に開創された
のが鶏足寺といわれている。
明治時代以降、廃寺となったものが多く、現在ではかっての
お寺群は見られず、鶏足寺も無住で里人によって護持されている。
しかし、仏像群が多く残り、往時の様子が偲ばれるこれら仏像群
は<己高閣><世代閣>に安置されている。

<滋賀県湖北地域のお寺一覧>

(1)寺名:鶏足寺(けいそくじ) 
(2)住所:滋賀県長浜市木之本町古橋56
(3)山号:己高山 (4)宗派:真言宗豊山派
(5)開基:行基 (6)開創:735年 
(7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)近江湖北27名刹第4番
2)己高閣に安置される仏像など
  本尊十一面観音立像:重要文化財 10世紀 像高172cm
  七仏薬師立像:県指定文化財 藤原時代 像高約70cm
  兜跋毘沙門天立像:平安時代 像高162cm
  毘沙門天立像:藤原時代 像高171cm
  不動明王立像:藤原時代 像高173cm
  己高山縁起書:県指定文化財 1407年
  など
3)世代閣に安置される仏像など
  薬師如来立像:重要文化財 奈良時代 像高180cm
  十二神将立像3躯:重要文化財 奈良時代
  十二神将立像9躯:市指定文化財 藤原時代
  魚籃観音立像:県指定文化財 平安時代初期 像高160cm
  十社権現神像10躯:県指定文化財 藤原時代
  など

<写真は2010年11月26日撮影>

画像
                 境内

画像
                 境内

画像
                 参道

画像
                 参道

画像
                 参道

画像
                 本堂


この記事へのトラックバック