大門寺 (大阪府茨木市) 豊臣秀次の重臣・木村重滋の菩提寺

戦国武将・木村重滋は秀吉に仕え、若狭美浜の国吉城主・越前の
府中城主(越前市)・淀城主にもなった武将である。その後、秀次の家老
として朝鮮の戦いにも従事している。
1595年秀次事件により、連座の罪に問われ、同年大門寺において
自害を命じられている。その時、子供たちも自害したり処刑されている。
秀吉の最古参家臣ともいえる重滋の処罰には晩年の過酷な秀吉の一面が
覗いていえるだろう。

大門寺は771年開成皇子によって開創されたと伝えられる古刹であり、
平安時代初期には大伽藍を備えた大寺といわれている。
現在は、ゴルフ場が間近にあり静かなお寺である。
境内は楓に覆われ、隠れた紅葉の名所となっている。

<大阪府のお寺一覧>

(1)寺名:大門寺(だいもんじ) 
(2)住所:大阪府茨木市大門寺97
(3)山号:神峯山 (4)宗派:真言宗御室派
(5)開基:開成皇子 (6)開創:771年 
(7)本尊:如意輪観音
(8)その他
1)本尊如意輪観音坐像:重要文化財 藤原時代 像高59cm
2)四天王立像:重要文化財 藤原時代 

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                 参道

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                 山門

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                 境内

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                 本堂

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                 弁天堂


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