常光寺 (奈良県奈良市押熊町) 宝山湛海の仏像

生駒山にある宝山寺(生駒聖天)の開山・宝山湛海造像の仏像が
数点祀られている常光寺は、江戸時代前期に再興され宝山寺の奥の院
とも呼ばれて春・秋の法要には多くの参拝者が列をなしたといわれている。
明治時代の廃仏毀釈によって廃寺となり、一時平城小学校の前身となる
学舎となった。
1953年再興されて常光寺は復活している。
本堂は仮本堂であるが、境内は自然と共生した静かな佇まいである。
6月6日に開扉される歓喜天の参拝者は多いらしい。

<奈良市のお寺一覧>

(1)寺名:常光寺(じょうこうじ) 
(2)住所:奈良県奈良市押熊町212
(3)山号:篠尾山 (4)宗派:真言律宗系単立
(5)中興:円海道珍 1683年 (6)本尊:不動明王
(7)その他
1)宝山湛海造像の仏像
  本尊不動三尊立像:県指定文化財 1600年代後期
  銅造歓喜天立像:県指定文化財 1600年代後期 像高30cm
  弁財天像:1600年代後期
  鬼子母神立像:1600年代後期
  愛染明王坐像:1600年代後期
2)毘沙門天半跏像:市指定文化財 藤原時代 像高36cm
3)訪問日:2011年1月29日


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                 全景

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                 参道

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                 山門

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                 境内

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                 本堂


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