光徳寺 (長野県南木曽町) 妻籠宿のお寺

中山道木曽路の木曽11宿場の一つ妻籠宿は伝統的な町並みが維持されて
いる有名な観光名所で、1kmの町並みは往時の宿場を再現し、
国の重要伝統的建造物群保存地区に最初に選ばれている。
本陣、脇本陣など主要な施設が整備され、その中央部の高台に光徳寺は
建っている。

光徳寺は1500年に開創されたと伝えられ、1725年再建の本堂額は
山岡鉄舟の筆である。
庫裡には幕末に住職によって考案された人力車の祖型ともいわれる
車付駕籠が保管されている。
お寺の脇斜面に植わっていたシダレ桜はかって天然記念物であったが
2004年の春嵐によって根こそぎ倒れた。
山門前のシダレ桜がかっての桜を想像させる。

<長野県のお寺一覧>

(1)寺名:光徳寺(こうとくじ) 
(2)住所:長野県南木曽町吾妻上町605
(3)山号:瑠璃山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開山:悟渓 (6)開創:1500年 
(7)本尊:薬師如来
(8)その他
1)車付駕籠:町指定文化財 江戸時代末期
2)薬師如来勧進帳:町指定文化財 1599年
3)大般若経600巻:町指定文化財 1673年~1679年 
4)寒山拾得石仏:1818~1830年 地蔵堂前
5)延命地蔵:寺下の地蔵堂
6)訪問日:2011年11月7日

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                 妻籠宿

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                 脇本陣

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                光徳寺遠景

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                  参道

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                  全景

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                 車付駕籠

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                延命地蔵堂

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                寒山拾得石仏


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