丹後国分寺 (京都府宮津市)

741年聖武天皇が詔を発して全国66ヶ国68ヶ所に鎮護国家のために
国分寺を建立している。
丹後国分寺はおそらく奈良時代の後半に建立されたのではないかと
推定されているが詳細は不詳である。
丹後国分寺跡からの創建時の出土物は、瓦が2点のみで現在残る礎石は
1334年再建時の金堂跡と五重塔跡である。
雪舟の描いた<国宝>天橋立図には再建後の金堂と五重塔が描かれている。

現在の丹後国分寺は1683年の洪水後高台に移転したと考えられている。
境内からは天橋立が眺望でき、奈良時代の国分寺を想像する楽しみが
湧いてくる。

(1)寺名:丹後国分寺(たんごこくぶんじ)<正式名:国分寺>
(2)住所:京都府宮津市国分793
(3)山号:護国山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:聖武天皇 (6)開創:奈良時代後半 (7)本尊:薬師如来
(8)その他
1)丹後国分寺跡:国指定史跡
2)丹後国分寺再興縁起:重要文化財 南北朝時代初期
  国分寺略縁起:府指定文化財 南北朝時代
3)毘沙門天面:市指定文化財 鎌倉時代
  鬼面2面・伝宣基上人面:市指定文化財 鎌倉時代

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                        遠景

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                       金堂跡

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                       五重塔跡

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                        山門

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                        本堂

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                      天橋立を望む

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