安楽寺 (和歌山県有田川町) <重文>多宝小塔

有田川上流二川の山麓にある安楽寺に安置される多宝小塔は
高さが2m弱の屋内用の多宝塔で大日如来が祀られている厨子
である。瓦に見立てた部材は女竹を使用しており非常に珍しい
多宝小塔であり、また重要文化財に指定された類例の少ない
多宝小塔といえよう。
残念ながら訪問時には拝観がかなわず説明のみを窺った。

安楽寺の開創は不詳であるが、南北朝時代頃と伝えられている。
1359年に南朝方の四条隆俊が逃れる途中に一時身を寄せた
とも伝えられている。

<和歌山県のお寺一覧>

(1)寺名:安楽寺(あんらくじ) 
(2)住所:和歌山県有田川町二川428
(3)山号:光明山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開創:不詳 南北朝時代 (6)本尊:大日如来
(7)その他
1)多宝小塔:重要文化財 南北朝時代 高さ197cm
2)訪問日:2007年12月2日


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                 表門

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                 本堂

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                阿弥陀堂


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