金剛心院 (京都府宮津市) 忍性律師ゆかりの寺

金剛心院は平安時代前半に開創され宝光寿院と呼ばれたと伝えるが、
詳細は不詳である。
鎌倉時代に忍性律師によって再興されたといわれており、忍性の供養塔
などがある。
忍性は鎌倉時代後期の西大寺(奈良)系律宗を広め、社会福祉に大いに
貢献し全国を行脚している。
鎌倉の極楽寺を開創し、最期は極楽寺で亡くなっている。
忍性菩薩と呼ばれる。

本尊愛染明王は後宇多天皇に仕えた千手姫が天皇から授かり、1311年
それを持してこの寺に入り名前を金剛心院として愛染明王を祀った
といわれている。
宮津湾に面してあり落ち着いた雰囲気に包まれている。

<京都丹後のお寺一覧>

(1)寺名:金剛心院(こんごうしんいん) 
(2)住所:京都府宮津市日置2268
(3)山号:秘密山 (4)宗派:高野山真言宗系単立
(5)開創:平安時代前期 (6)中興:忍性律師 1294年
(7)本尊:愛染明王
(8)その他
1)仏像
  本尊愛染明王坐像:重要文化財 鎌倉時代後期 像高42cm
  如来形立像:重要文化財 平安時代前期 像高95cm
  石造地蔵菩薩坐像:市指定文化財 1329年 総高167cm
2)制札6枚:重要文化財
    六波羅探題:1324年  足利尊氏:1333年など
3)懸仏3面:市指定文化財 鎌倉~南北朝時代
  錫状頭:市指定文化財 室町時代

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                 全景

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                 勅使門

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                 本堂

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               石造地蔵菩薩

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                忍性供養塔


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