常忍寺 (鳥取県鳥取市) 日蓮聖人の檀越・富木常忍を偲ぶ寺

富木常忍は1216年現在の鳥取市に生まれ、父の代に下総(千葉県)
に移住し下総の豪族になっている。
日蓮聖人の若い頃から日蓮を支援し、日蓮が佐渡へ流された時も物心
両面から支援したといわれている。
日蓮聖人が亡くなると出家して日常となり、現在千葉県にある法華経寺
を開創し、日蓮の教えを布教している。

徳川家康の側室・お万の方は日蓮宗の篤い信仰者で、富木常忍の生地に
常忍を偲ぶ寺を開創したいと願望したが叶わず、お万の方の孫・鳥取藩主
池田光仲の正室・芳心院に受け継がれて、芳心院の死後1742年に
やっと常忍寺が開創され大いに栄えたといわれている。

<鳥取県のお寺一覧>

(1)寺名:常忍寺(じょうにんじ) 
(2)住所:鳥取県鳥取市行徳3-977
(3)山号:鷲峰山 (4)宗派:日蓮宗
(5)開基:芳心院 (6)開創:1742年 
(7)本尊:釈迦牟尼
(8)その他
1)本堂:国登録文化財 1818年
2)普賢菩薩十羅刹女像(画):重要文化財 鎌倉時代
3)訪問日:2011年7月25日


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                 全景

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                 本堂

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                 常師堂


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