豊乗寺 (鳥取県智頭町) 鳥取の名刹

鳥取県智頭町の中心部から西にある籠山(905m)山麓の木々に
覆われた豊乗寺は、嘉祥年間(845~851年)に弘法大師の実弟・
真雅僧正によって開創されたと伝えられている。
僧坊12を数える大寺として栄えたといわれているが、1580年
豊臣秀吉による鳥取城侵攻の際に兵火により焼失している。
寛永年間(1624~43年)に再興されたが、かっての面影は戻
ってこず、現在は静かな山中にひっそりと佇んでいる。

お寺に伝わる寺宝には、<国宝>普賢菩薩像(画)・<重文>毘沙門
天立像など多くの文化財がある。
これらの文化財がどのように伝来したかは不明らしい。

<鳥取県のお寺一覧>

(1)寺名:豊乗寺(ぶじょうじ) 
(2)住所:鳥取県智頭町新見73
(3)山号:宇谷山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:真雅僧正 (6)開創:845~851年 
(7)本尊:無量寿如来
(8)その他
1)絵画
  普賢菩薩像:国宝 平安時代後期
  楊柳観音像:重要文化財 高麗元代
  不動明王像:県指定文化財 鎌倉時代
  両界曼荼羅図:県指定文化財 鎌倉時代
  その他6点の仏画:町指定文化財
2)仏像
  毘沙門天立像:重要文化財 藤原時代 像高66cm
  阿弥陀如来立像:町指定文化財
3)伽藍
  大師堂:県指定文化財 1782年 茅葺
  山門:県指定文化財 1744年
4)樹林
  大杉:県指定天然記念物 樹高30m
  高野槇:鳥取の名木100選
5)訪問日:2011年6月20日


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                 参道

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                 外観

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                 山門

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                 山門

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                 仁王像

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                 本堂

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                 大師堂

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                 高野槇

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                 大杉

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                 庭園


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