長国寺 (長野県長野市松代町) 松代藩主真田家の菩提寺

上田城(長野県上田市)を築いた真田昌幸の長子・信之は父や弟・幸村と
異なり、関ヶ原の戦いでは徳川方について父弟と戦うことになった。
その後、真田信之は上田藩主となり、1622年には松代藩主に移っている。
松代に移った時に、真田家の菩提寺・長谷寺の住職を開山として松代に移し、
長国寺として松代真田家の菩提寺としている。
上田市には長谷寺が再興され残っている。

真田家は徳川と豊臣に分かれて戦ったが、真田家が江戸時代を通じて
生き残る結果となり歴史の皮肉を物語っている。

長国寺には真田信之と信弘の霊屋が残り、真田家の墓所も残っている。
境内全体が国の史跡に指定され、整備の行き届いた佇まいを見せる。

<長野県のお寺一覧>

(1)寺名:長国寺(ちょうこくじ) 
(2)住所:長野県長野市松代町松代1015-1
(3)山号:真田山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開山:伝為晃運 (6)開基:真田幸隆
(7)開創:1547年(長谷寺として) 
(8)本尊:阿弥陀如来
(9)その他
1)真田信之霊屋・表門:重要文化財 1660年
  真田信弘霊屋・表門:県指定文化財 1736年
  真田家墓所:国指定史跡
2)開山堂:県指定文化財 1727年
3)恩田木工民親の墓:市指定史跡 1762年
4)境内:国指定史跡
5)訪問日:2011年5月5日

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                  総門

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                  境内

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                  本堂

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                  庫裡

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                 開山堂

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                真田家廟所

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            <重文>真田信之霊屋表門

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              <重文>真田信之霊屋

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                真田信弘霊屋

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                真田家墓所


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