伯耆安国寺 (鳥取県米子市) 足利尊氏発願の安国寺

南北朝争乱の後、足利尊氏と直義の兄弟は夢窓疎石(天龍寺の開祖)の
勧めを受けて、争乱の犠牲者を弔うために全国66ヶ国2島に安国寺を
置くことを発願し人心の安寧を図った。
伯耆安国寺は、現在の伯耆町大殿に白鳳時代に開創された大寺を安国寺とし、
大いに栄えたといわれている。(白鳳時代の遺物が出土している)
その跡地には福樹寺がある。

その後、戦国時代に戦火に遭い廃寺同然となったが、瑞翁玄鋭によって
再興され、江戸時代に米子の寺町に移っている。
寺町は9ヶ寺が並ぶお寺の町で、米子の観光スポットの一つでもある。

<鳥取県のお寺一覧>

(1)寺名:伯耆安国寺(ほうきあんこくじ)<正式名:安国寺>
(2)住所:鳥取県米子市寺町50
(3)山号:万寿山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開基:足利尊氏 (6)開創:1338~42年 
(7)中興:瑞翁玄鋭 1500年代末 (8)本尊:釈迦牟尼
(9)訪問日:2011年6月18日


画像
                 寺町

画像
                 全景

画像
                 本堂


この記事へのトラックバック