橘寺 (奈良県明日香村) 聖徳太子ゆかりの寺

橘寺は聖徳太子建立7大寺の一つで、606年尼寺として建立されたと
伝えられている。
7大寺とは
 <四天王寺、法隆寺、中宮寺、橘寺、広隆寺、法起寺、葛木寺>
また、聖徳太子の生誕地は橘寺あたりとも伝えられている。
境内からは飛鳥時代前期や白鳳時代の瓦などが出土し、四天王寺式
伽藍配置などが残り、相当な大寺であったと推定され、平安時代中頃
まで伽藍が続いたといわれている。
現在も塔跡などが残されている。

現在の伽藍は江戸時代以降のものであるが、聖徳太子が本尊として
祀られ、太子(厩戸皇子)の時代を想像する楽しみがある。

<奈良県のお寺一覧>

(1)寺名:橘寺(たちばなでら)<正式名:上宮皇院菩提寺>
(2)住所:奈良県明日香村橘532
(3)山号:仏頭山 (4)宗派:天台宗
(5)開基:聖徳太子 (6)開創:606年 
(7)本尊:聖徳太子・如意輪観音
(8)その他
1)主な仏像類
  本尊聖徳太子坐像:重要文化財 室町時代 像高55cm
  本尊如意輪観音坐像:重要文化財 藤原時代 像高173cm
  日羅立像:重要文化財 平安時代9世紀 像高145cm
  地蔵菩薩立像:重要文化財 藤原時代 像高152cm
2)太子絵伝:重要文化財 鎌倉時代
  仏涅槃図:県指定文化財 1380年
3)木造だ太鼓縁:重要文化財 鎌倉時代
4)石造燈籠:重要文化財 南北朝時代 総高220cm 橘寺式
5)境内:国指定史跡
6)二面石:善悪の仏面を彫った石

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                 遠景

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                 西門

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                 境内

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                 本堂

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                 本堂

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                 観音堂

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                 経堂

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                親鸞聖人像

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                 二面石

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                五重塔跡


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