龍泉寺 (奈良県東吉野村) 天誅組の菩提寺

江戸時代末期1863年大和で挙兵した天誅組(尊王攘夷派の武装集団)は
その年の9月徳川幕府に追い詰められ、東吉野の鷲家口で幕府に捕捉され
壊滅している。
これが<天誅組の変>と呼ばれ、明治維新の先駆けとなったいわれている。
この天誅組志士の菩提寺が龍泉寺であり、墓所は東吉野村の<湯ノ谷墓所>、
<明治谷墓所>などがあるが、まとまった墓所としては京都・霊山護国神社に
祀られている。

龍泉寺は1558年開創された曹洞宗のお寺で、本尊の聖観音は野見観音と
呼ばれ首から上の病にご利益があると信仰を集めている。
また、境内には<岩松>と呼ばれる蘇生草が数十鉢植栽され、その樹齢は
長いもので千年を超えるという圧巻の風景である。

<奈良県のお寺一覧>

(1)寺名:龍泉寺(りゅうせんじ)<別称:野見観音>
(2)住所:奈良県東吉野村鷲家256
(3)山号:瑞応山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開山:順察 (6)開基:龍巌
(7)開創:1558年 (8)本尊:聖観音
(9)その他
1)如来坐像:県指定文化財 平安時代前期 像高44cm
2)岩松の群生
3)訪問日:2011年2月5日


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                 境内

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                 本堂

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                 岩松群

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                 岩松

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               天誅組湯ノ谷墓所


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