光雲寺 (奈良県高取町) 高取城主・越智氏の菩提寺

斉明天皇陵の近くにある光雲寺は、1332年に高取城を築いた
越智邦澄が越智氏の菩提寺として1346年興雲寺を開創したの
が始まりと伝えられている。

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               高取城跡

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1583年越智氏が滅びると共に、興雲寺も衰えたといわれる。
1680年黄檗宗萬福寺の鉄牛禅師が再興し、1698年光雲寺と改名
している。

本堂を始めとして黄檗宗の様式伽藍が見られ、この地域では異色の伽藍風景
を呈している。また、参道入口の<厄除杉>は光雲寺の歴史を見守って
きた貫禄を示しているようだ。

<奈良県のお寺一覧>

(1)寺名:光雲寺(こううんじ) 
(2)住所:奈良県高取町越智24
(3)山号:越智山 (4)宗派:黄檗宗
(5)開基:越智邦澄 (6)開創:1346年 
(7)本尊:釈迦牟尼
(8)その他
1)本堂:県指定文化財 1698年
2)能楽の越智観世流発祥の地
3)厄除杉

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                 厄除杉

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                厄除杉説明

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                 山門

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                 全景

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                 本堂

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                越智邦澄墓


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