雲巌寺 (熊本県熊本市) 宮本武蔵ゆかりの霊巌洞

熊本市の西・松尾町の山里にある雲巌寺は、岩戸観音の通称で呼ばれ、
雲巌寺の奥の院・霊巌洞に岩戸観音(馬頭観音)が祀られている。
1643年宮本武蔵はこの霊巌洞に籠って<五輪書>を書き始め、
1645年には熊本城内の屋敷で62歳の生涯を閉じている。

霊巌洞に岩戸観音が祀られたのは平安時代とも伝えられているが、
南北朝時代に中国の帰化僧・東陵永璵が岩戸観音を本尊として
雲巌寺を開創している。

本堂から霊巌洞に到る参道沿いの岩肌に安置されている五百羅漢
は、1779~1802年に熊本の商人の願により彫られたものである。
これら五百羅漢と霊巌洞は熊本市の観光スポットとなっており、
観光バスも運行されている。

<熊本県のお寺一覧>参照

(1)寺名:雲巌寺(うんがんじ)<通称:岩戸観音>
(3)住所:熊本県熊本市松尾町岩戸589
(3)山号:岩殿山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開山:東陵永璵 (6)開創:南北朝時代 (7)本尊:馬頭観音
(8)その他
1)九州西国三十三観音霊場第14番
2)東陵永璵坐像:重要文化財 南北朝時代
3)雲巌寺境内:県指定史跡・名勝

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                      境内入口

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                       境内

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                       本堂

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                      五百羅漢

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                      五百羅漢

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                      霊巌洞

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                     霊巌洞内部

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