中院 (埼玉県川越市) 島崎藤村ゆかりの寺

喜多院の南にある中院は、830年慈覚大師円仁が開創した無量寿寺の3院
北院(現在の喜多院)・中院・南院(明治時代に廃寺)があり、江戸時代までは
中院が中核的存在であったが、天海僧正が北院の住職となり北院を
無量寿寺喜多院として以降喜多院(北院)が中核となった。

島崎藤村の義母・加藤みきの墓がある関係で、藤村は度々中院を訪れ、
藤村が義母に贈った茶室・不染亭を中院に移築している。

慈覚大師円仁が京都から持ってきた茶を境内で栽培したと伝えられ、
これが現在の狭山茶の始まりといわれている。

喜多院と異なり静かな境内はやすらぎを覚える佇まいである。

<埼玉県のお寺一覧>

(1)寺名:中院(なかいん) 
(2)住所:埼玉県川越市小仙波町5-15-1
(3)山号:星野山 (4)宗派:天台宗
(5)開山:慈覚大師円仁 (6)開創:830年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)境内:市指定史跡
2)中院文書:市指定文化財
3)島崎藤村記念碑
4)訪問日:2010年11月5日

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                  山門

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                  境内

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              島崎藤村記念碑と茶室

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                  本堂


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