安楽寺 (長野県上田市別所温泉) <国宝>八角三重塔

別所温泉の北山麓にある安楽寺・八角三重塔は日本で残る唯一の
古い八角三重塔で、1290年代の禅宗様建築と考えられている。
禅宗様建築の最古であるこの塔は資料的にも価値の高い建造物と
しての存在感を示している。
また、別所温泉客の観光スポットとしてのシンボルとなっている。

安楽寺の開創については平安時代初期など諸説あるが、歴史的には
1246年以降の実質的な開創と考えられ、信州において最古の禅寺
と考えられている。
鎌倉時代は塩田北條氏の庇護を受けて栄えたが、その後衰退している。

塔の周囲は墓地となっているが、その取り合わせがまた一つの風景を
造っている。

<長野県のお寺一覧>

(1)寺名:安楽寺(あんらくじ) 
(2)住所:長野県上田市別所温泉2361
(3)山号:崇福山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開山:樵谷惟山 (6)開創:1246年以降の鎌倉時代
(7)本尊:釈迦牟尼
(8)その他
1)八角三重塔:国宝 1290年代 高さ18.75m 禅宗様
2)経蔵・輪蔵:市指定文化財 1800年頃
3)樵谷惟山和尚坐像:重要文化財 1289年
  恵仁和尚坐像:重要文化財 1289年
  十六羅漢像:江戸時代
4)訪問日:2010年11月7日

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             <国宝>八角三重塔

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             <国宝>八角三重塔

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             <国宝>八角三重塔

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                  参道

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                  境内

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                  本堂

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                  経蔵


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