立正寺 (山梨県甲州市勝沼町) 日蓮聖人ゆかりの寺

山梨県甲州市勝沼のブドウ畑の中に建つ立正寺は、702年役行者によって
開創されたと伝えられているが詳細は不詳である。
その後地蔵寺、胎蔵寺と呼ばれていたらしい。
文永年間(1264~74年)日蓮聖人が訪れ、立正安国論を法話し、
1276年には日法上人の法話によって日蓮宗の立正寺となったと
言われている。

現在の本堂は1673年に再建されたもので、1733年の火災から難を
逃れている。
境内の周りには土塁などが残り、往時の大寺を偲ばせる。
また、江戸時代初期の両墓制・参墓(埋葬地と墓標が別々の場所)が残り
貴重な資料を残している。

<山梨県のお寺一覧>

(1)寺名:立正寺(りっしょうじ) 
(2)住所:山梨県甲州市勝沼町休息1713
(3)山号:休息山 (4)宗派:日蓮宗
(5)開山:役行者 (6)開創:702年
(7)中興:日法 1276年 (8)本尊:十界曼荼羅
(9)その他
1)本堂:市指定文化財 1673年
2)山伏笈・箱伏:県指定文化財
3)史跡
  芭蕉句碑(1852年建立):<くたびれて宿かるころや藤の花>
  参墓:古くは1615年の墓塔など
4)訪問日:2010年9月19日

1(19-41)(00)立正寺山門.JPG
                 山門

2(19-41)(00)立正寺境内.JPG
                 境内

3境内(19-41)(00)立正寺鐘楼.JPG
                  境内

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                袈裟掛松

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           芭蕉句碑

6(19-41)(00)立正寺本堂2.JPG
                  本堂

7(19-41)(00)立正寺本坊2.JPG
                  本坊


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