清見寺 (静岡県静岡市) 雪舟ゆかりの寺

伝雪舟筆<富士三保清見寺図>(永青文庫所蔵)は雪舟活躍時に近い
室町時代に原図を模写した古模本と考えられているが、この古模本か
ら原図は雪舟が1481年から東遊し清見寺に滞在し、それを元に描
いたのであろうと推定されている。
この作品は<国宝>天橋立図に繋がる貴重な資料であり、その当時から
三保の松原と富士山・清見寺の名所的な存在が窺われる。

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                三保の松原

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                清見寺全景

清見寺は白鳳時代(7世紀後半)に、清見関の傍らに建てられた鎮護
仏堂が始まりと伝えられ、1262年禅寺として再興されている。
その後、足利尊氏の帰依を受けて利生塔(五重塔)が建立され、全国
十刹に置かれた。
その後、盛衰を経て徳川家康の支援により大いに栄えたと言われている。

江戸時代には朝鮮通信使の宿舎にも使われ、徳川家康の意向を受けて
庭園も築かれている。
その頃の眺望はすばらしいものがあったであろう佇まいである。

与謝野晶子の歌
 <清見寺 海を仰ぎて うろくづも 救はれぬべき 身と思ふらん>

<静岡県のお寺一覧>

(1)寺名:清見寺(せいけんじ) 
(2)住所:静岡県静岡市清水区興津清見寺町418-1
(3)山号:巨鼇山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開創:白鳳時代 (6)中興:関聖禅師 1262年
(7)本尊:釈迦牟尼
(8)その他
1)主な伽藍
  山門:市指定文化財 1651年
  仏殿:1842年
  本堂(方丈):1825年
  書院:市指定文化財 1876年
  鐘楼:1862年
2)主な仏像・彫像
  本尊釈迦如来坐像:市指定文化財
  足利尊氏坐像:県指定文化財 室町時代 像高49cm
  石造五百羅漢:江戸時代中期
3)その他文化財
  梵鐘:県指定文化財 1314年
  達磨像(画)県指定文化財 白隠筆 江戸時代
  山水花鳥図押絵貼屏風:県指定文化財
  宋版石林先生尚書伝:重要文化財 中国南宋
  鼇山文庫:県指定文化財
  清見寺朝鮮通信使関係資料:県指定文化財
  など多数
4)庭園:国指定名勝 池泉観賞式庭園 江戸時代初期
5)境内全体:国指定史跡
6)臥龍梅:市指定天然記念物
7)訪問日:2010年9月20日

1(22-21)(00)清見寺総門.JPG
                 総門

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                  山門

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                  山門

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             左に鐘楼 右に潮音閣

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                潮音閣から

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                 仏殿

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                  本堂

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                 本堂

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                 中庭

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                  書院

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                  庭園

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                  庭園

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                  庭園

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             五重石塔

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                五百羅漢

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                五百羅漢


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