両足院 (京都市東山区) 建仁寺塔頭

京都市東山区祇園花街の南にある建仁寺塔頭・両足院の特別公開を機に
冬の探索を試みてみた。京都の冬にしては穏やかな陽が降り注ぐ日と
なり、冬景色らしくない風景に出会った。
表門から玄関へのアプローチも禅寺らしく白砂と敷石の見事なコンビ
ネーションを見せている。

1350年代に龍山徳見禅師が開創した知足院が始まりとなり、
1428年中国渡来人・林浄因の孫・文林寿郁が知足院の徒弟院と
して両足院を開き、天文年間の火災後知足院と両足院を合体し、
両足院となっている。
両足院では龍山徳見を開山としている。

方丈(本堂)南には杉苔の枯山水庭園、東には杉苔の池泉観賞式庭園、
書院と方丈に囲まれた北側に池泉回遊式庭園が展開する。
この北側の書院庭園には<半夏生>があり、梅雨の時期には見事な
白景色を見せるそうだ。<梅雨時期に特別公開あり>

<京都市東山区のお寺一覧>

(1)両足院(りょうそくいん) 
(2)住所:京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町591
(3)宗派:臨済宗建仁寺派大本山建仁寺塔頭
(4)開山:龍山徳見 (5)開創:1350年代 
(6)本尊:阿弥陀如来
(7)その他
1)文化財
  三教図:重要文化財 15世紀 伝如拙筆
  水辺童子図襖:長谷川等伯筆
  竹林七賢図屏風:長谷川等伯筆 1607年
  雪梅雄鶏図:伊藤若冲筆
 など
2)毘沙門天立像:像高7cm 鞍馬寺毘沙門天像の胎内仏といわれている。
3)書院庭園:府指定名勝 池泉回遊式庭園
4)饅頭ゆかりの寺:林浄因が初めて饅頭を日本に持ち込んだ
5)訪問日:2011年1月10日


1山門(26-30408)(00)両足院表門.JPG
                山門と庫裡

2境内(26-30408)(00)両足院敷石.JPG
                  境内

3玄関(26-30408)(00)両足院方丈(奥).JPG
                  玄関

4方丈(26-30408)(00)両足院方丈玄関.JPG
                  方丈

5方丈前庭(26-30408)(00)両足院方丈前庭2.JPG
                方丈前庭

6(26-30408)(00)両足院方丈東庭3.JPG
                方丈東庭

7(26-30408)(00)両足院方丈東庭2.JPG
                方丈東庭

8(26-30408)(00)両足院方丈東庭.JPG
                方丈東庭

11(26-30408)(00)両足院坪庭 (2).JPG
                  坪庭

12(26-30408)(00)両足院書院庭園.JPG
                書院庭園

13(26-30408)(00)両足院毘沙門堂入口.jpg
               毘沙門堂入口

14(26-30408)(00)両足院毘沙門天堂2.jpg
                毘沙門堂


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