中宮寺 (奈良県斑鳩町) 聖徳太子ゆかりの寺

奈良県斑鳩町の法隆寺東院に隣接している中宮寺は、現在地の
東400mほどの地(現在は中宮寺跡として史跡に指定)に
あった間人皇后(太子の母)の宮を聖徳太子が母の発願でお寺
として開創したと伝えられているが詳細は不詳である。
(旧中宮寺は四天王寺式伽藍)

聖徳太子創建の七寺(法隆寺、四天王寺、中宮寺、橘寺、広隆寺、
法起寺、葛城寺)に数えられ、中宮寺は尼寺として続く。

その後、盛衰を経て16世紀末に現在地に移転し、1602年に
伏見宮貞敦親王の皇女・慈覚院宮を初代門跡として迎え、以後
尼門跡(制度上は比丘尼御所)となり、斑鳩御所とも呼ばれた。

本尊の如意輪観音(菩薩半跏像)は飛鳥時代の傑作で、アルカ
イックスマイルでよく知られ<世界の3微笑像>にも数えられ
ている。

<奈良県のお寺一覧>

(1)寺名:中宮寺(ちゅうぐうじ) 
(2)住所:奈良県斑鳩町法隆寺北1-1-2
(3)山号:法興山 (4)宗派:聖徳宗
(5)開基:聖徳太子 (6)開創:飛鳥時代 
(7)本尊:如意輪観音
(8)その他
1)国宝
  本尊如意輪観音(菩薩半跏像):飛鳥時代 像高132cm 
  天寿国繍帳:飛鳥時代
2)重要文化財
  文殊菩薩立像:1269年 紙製 像高53cm
  瑜伽師地論:奈良時代
3)県指定文化財
  阿弥陀三尊繍仏:室町時代
  扁額:室町時代
4)中宮寺跡:国指定史跡


1山門(29-501)(00)中宮寺.jpg
                  山門

2(29-501)(00)中宮寺境内.jpg
                  境内

3(29-501)(00)中宮寺玄関.jpg
                  玄関

4(29-501)(00)中宮寺表御殿.jpg
                 表御殿

5(29-501)(00)中宮寺本堂.jpg
                  本堂

6(29-501)(00)中宮寺本堂2.jpg
                  本堂


この記事へのトラックバック