近松寺 (滋賀県大津市) 近松門左衛門ゆかりの寺

滋賀県大津市の三井寺(園城寺)南にある近松寺は904年安然和尚によって
開創され、三井寺三別所の一つとして栄えたと言われている。
三井寺三別所(微妙寺、尾蔵寺、近松寺)は鎌倉時代の古絵図にも
表れている。

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              本堂(左)阿弥陀堂(右)

杉森信盛(後の近松門左衛門)は1672年20歳の時、近松寺に入り
今後の行く末を熟慮し3年後に寺を出て芸能の道に歩み出したといわれる。
30歳を過ぎて近松門左衛門と名乗り戯曲作家として歩んでいる。

<大津市のお寺一覧>参照

(1)寺名:近松寺(ごんしょうじ)<別称:高観音>
(2)住所:滋賀県大津市逢坂2-11-8
(3)山号:長等山 (4)宗派:天台寺門宗
(5)開山:安然大徳 (6)開創:904年 (7)本尊:千手観音
(8)その他
1)近江西国三十三所観音霊場第4番
2)本尊銅造千手観音立像:市指定文化財 藤原時代
3)本堂:市指定文化財 1716年
  阿弥陀堂:市指定文化財 1805年
4)訪問日:2006年9月2日

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                  本堂

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