慈照寺 (山梨県甲斐市) 武田氏一族・諸角昌清の菩提寺

山梨県甲斐市の慈照寺は、開創については不詳であるが1489年真言宗の
お寺を真翁宗見が曹洞宗として再興している。
中興開基は武田信昌の六男と言われる諸角昌清(室住虎光)で、菩提寺と
なっている。

伽藍は禅寺特有の構成となっており、丘陵に沿って配置され境内からは
富士山を望む風景を呈している。
寺所蔵の慈照寺文書には武田信玄など武田氏と繋がりの深い文書や徳川氏関係の
文書が含まれ、大いに栄えた歴史を窺わせる。

<山梨県のお寺一覧>

(1)寺名:慈照寺(じしょうじ) 
(2)住所:山梨県甲斐市竜王629-1
(3)山号:有冨山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開創:不詳 (6)中興開山:真翁宗見 1489年
(7)中興開基:諸角昌清 (8)本尊:釈迦牟尼
(9)その他
1)本尊釈迦三尊像:市指定文化財 室町時代
2)山門:県指定文化財 1639年
  法堂(本堂):県指定文化財 江戸時代初期
3)慈照寺文書16通:県指定文化財 武田氏・徳川氏関連など
4)その他市指定文化財
  仏涅槃図:1668年
  釈迦如来坐像・五百羅漢像:室町時代 山門上に安置
  梵鐘:1647年
5)庭園:市指定名勝 1737年 枯山水
6)竜王水:市指定天然記念物 湧水
7)訪問日:2010年9月18日 

画像
                 参道
 
1(19-30)(00)慈照寺総門.JPG
                 総門

2(19-30)(00)慈照寺総門前.JPG
                 総門前

3(19-30)(00)慈照寺山門.JPG
                 山門

4(19-30)(00)慈照寺鐘楼門.JPG
                 鐘楼門

5(19-30)(00)慈照寺境内2.JPG
                  境内

6(19-30)(00)慈照寺本堂2.JPG
                  本堂


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