千葉寺 (千葉県千葉市) 坂東三十三観音霊場第29番

千葉県千葉市の千葉寺は、709年行基が観音菩薩を祀ったのが始まりと
伝えられている。その後、聖武天皇の勅願により堂宇が建立されたと
言われている。

境内からは奈良時代の瓦などが発掘されており、奈良時代に千葉の豪族
によって氏寺として建立されたと推定されている。

1160年には火災で焼失しているが、1192年に源頼朝の願により
地元の覇者・千葉常胤によって再興されている。
また、江戸時代には徳川将軍による支援を受けて大いに栄えたと言われている。

現在は、小さな境内を推定樹齢千年と言われるイチョウの木が覆い、古刹の
面影を残している。

<千葉県のお寺一覧>

(1)寺名:千葉寺(せんようじ) 
(2)住所:千葉県千葉市中央区千葉寺町161
(3)山号:海上山 (4)宗派:真言宗豊山派
(5)開基:行基 (6)開創:709年 
(7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)坂東三十三観音霊場第29番
2)境内:市指定史跡
3)イチョウ:県指定天然記念物 推定樹齢千年
4)参考
  梅竹透釣燈籠:重要文化財 室町時代 出土品 東京国立博物館所蔵
5)一茶句:千葉寺や隅に子どももむり笑ひ
6)訪問日:2010年8月10日

1(12-09)(00)千葉寺山門.JPG
                 山門

2(12-09)(00)千葉寺本堂2.JPG
                  本堂

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                 本堂

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             イチョウ

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           イチョウの乳柱

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