観音教寺 (千葉県芝山町) 芝山仁王尊

千葉県芝山町の観音教寺は、781年光仁天皇の勅願で、征東大使の藤原継縄
が開創したと伝えられている古刹である。
黒漆塗りの仁王尊(黒仁王と呼ばれている)が火事・泥棒除けのご利益があると
江戸時代以来篤い信仰を受け、通称では芝山仁王尊と呼ばれ親しまれている。

中世には房総の支配者・千葉氏の庇護を受けて、大いに栄えたと言われており、
江戸時代には徳川将軍から十万石の格式を与えられていた。

境内に<芝山はにわ博物館>を設け、房総の古代史を展示して文化活動にも
力を入れている。
成田空港空路の真下に位置し、その轟音は黒仁王を驚かせていることだろう。

<千葉県のお寺一覧>

(1)寺名:観音教寺(かんのんきょうじ)<通称:芝山仁王尊>
(2)住所:千葉県芝山町芝山298
(3)山号:天応山 (4)宗派:天台宗
(5)開基:藤原継縄 (6)開創:781年 
(7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)県指定文化財
  三重塔:1836年 高さ25m
  芝山古墳群出土はにわ:200数体
2)町指定文化財
  仁王尊像(黒仁王):鎌倉時代 像高約2m
  朗海上人供養板碑:鎌倉時代
  椿:天然記念物
3)訪問日:2010年8月9日

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                  参道

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                 仁王門

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                  境内

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                  境内

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                 三重塔

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                  本堂

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                  本堂

8(12-13)(00)観音教寺不動堂.JPG
                 不動堂

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