丈六寺 (三重県名張市) 室生寺四門の北門

三重県名張市赤目町にある丈六寺は、702年妙光比丘の発願によって
開創されたと伝えられているが詳細は不詳である。
室生寺が宝亀年間(770~781年)に開創されて以降、室生寺への入口
にあたる4ヶ所に大門が設置され、北門にあたる丈六寺にも大門が設置
されたといわれる。
平安時代には七堂伽藍を備え、大いに栄え室町時代まで続いたといわれて
いる。

<室生寺四門:北門(名張・丈六寺)、東門(田口・長楽寺)、
       南門(赤埴・仏隆寺)、西門(大野・大野寺)>

織田信長の兵火で全焼して以降往時の隆盛はなくなった。
本堂がポツンと建つ境内には古刹の空気が流れている。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:丈六寺(じょうろくじ) 
(2)住所:三重県名張市赤目町丈六529
(3)山号:多宝山 (4)宗派:真言宗東寺派
(5)開山:妙光比丘 (6)開創:702年 
(7)本尊:釈迦如来
(8)その他
1)五輪石塔:市指定文化財 1289年 高さ234cm
2)大般若経・法華経:市指定文化財 江戸時代中期
3)釈迦涅槃図:市指定文化財 室町時代初期
4)訪問日:2010年7月10日

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                  本堂

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                 五輪石塔

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