もくもく探索日誌 2010年7月10日 三重県名張

梅雨の合間をぬって、今日一日だけが晴れかもしれない。
三重県名張近辺の石造物(石燈籠、石塔など)を中心に探索してみた。
特に、赤目四十八滝の入口にある延寿院の石燈籠は鎌倉時代1307年
のもので、重要文化財にもなっている貴重な燈籠である。

まずは、伊賀市の山間にある滝仙寺に向かう。
ここの九重石塔は1351年で329cmの高さを持ち、樹齢180年の
松と妙をなしている。アジサイの参道も彩りを添える。

画像
                     滝仙寺参道



文化財に指定された多くの仏像を有する弥勒寺を経て、1293年の
十三重石塔・6mが目立つ福成就寺に着く。
小さなお寺ではあるが、この石塔は立派なものだ。
少し遠景にして眺めているのも風情がある。



室生寺の北門と呼ばれていた丈六寺。
東門は長楽寺、南門は仏隆寺、西門は大野寺。
これらは室生寺に至る入口になっていたそうだ。



ここから赤目四十八滝に向って、滝川沿いに登って行く。
四十八滝の入口にある延寿院は山岳仏教の道場で、赤目不動
とも呼ばれている。
鎌倉時代の石燈籠にやっと巡り合える。石燈籠で重要文化財に
指定されているものは少ない。



お寺の近くで昼食の蕎麦を、渓谷を流れる薫風に涼しさを満喫しながら。
今日は、四十八滝へは行かずに伊賀市の2ヶ寺に立ち寄る。

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