瑞巌寺 (岐阜県揖斐川町) 守護大名・土岐頼康の菩提寺

岐阜県揖斐川町瑞岩寺にある瑞巌寺は、1336年守護大名・土岐頼康
が父・土岐頼清の菩提を弔うために鎌倉の大林善育を開山に迎えて開創
し、土岐頼康の菩提寺にもなった。
土岐頼康は南北朝時代に美濃・尾張・伊勢の守護大名で、土岐氏の全盛期
を築いている。
1353年後光厳天皇の揖斐川小倉への行幸にも関係し、勅額を頂き
勅願道場として栄えた。
江戸時代には大垣城主の庇護を受け、城主岡部長盛の墓もある。

山麓に佇む名刹としての風情が漂う里寺の典型といえよう。
境内には、奈良時代にこの地を訪れたと伝えられる行基ゆかりの
<大岩さん>と呼ばれる紫雲石がどっかりと腰をおろしている。

<岐阜県のお寺一覧>

(1)寺名:瑞巌寺(ずいがんじ) 
(2)住所:岐阜県揖斐川町瑞岩寺192
(3)山号:萬松山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開山:大林善育 (6)開基:土岐頼康
(7)開創:1336年 (8)本尊:地蔵菩薩
(9)その他
1)本尊地蔵菩薩坐像:県指定文化財 1384年 像高45cm
2)土岐頼清・頼康父子の墓:県指定史跡
  岡部長盛の墓:町指定史跡
3)その他県指定文化財
  宝満山之図:江戸時代後期 仙厓筆
  草座の釈迦像(画):中国南宋
  愚堂筆蹟
  小島のすさみ写本:1470年
4)訪問日:2010年5月22日


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                 全景

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                 参道

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                 境内

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                 本堂

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                大岩さん


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