安祥寺 (京都市山科区)

京都市山科区北部を流れる山科疏水の辺にある安祥寺は、848年
文徳天皇の母・藤原順子によって藤原一族の鎮護寺として開創され、
855年には国の保護を受ける定額寺となった名刹である。
かっては、山上の上寺と山麓の下寺から成る大寺であったが、応仁
の乱で廃れ廃寺同然となった。
江戸時代、現在地に再興されたが、衰退は止めることもできず今日
に至っており、静寂の中に本堂などが残っている。

<京都市山科区のお寺一覧>

(1)寺名:安祥寺(あんしょうじ) 
(2)住所:京都市山科区御陵平林町22
(3)山号:吉祥山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開山:恵運 (6)開基:藤原順子
(7)開創:848年 (8)本尊:十一面観音
(9)その他
1)五智如来坐像:重要文化財 850年頃
2)通常非公開

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               山科疏水

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                 山門

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                 境内


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