妙福寺 (三重県鈴鹿市) 3体の重文仏像

三重県鈴鹿市にある妙福寺は、天平年間(729~749年)に行基が
薬師如来・阿弥陀如来の二尊を本尊として開創したと伝えられるが、
詳細は不詳である。
室町時代後期に兵火により焼失したが、天文年間(1532~55年)に
再興され、天正年間(1573~92年)には近くの堂山徳昌院から
釈迦如来坐像と2体の大日如来坐像が移座されている。
この3体の仏像は、藤原時代の作で定朝様を伝えており、重要文化財
に指定されている。
こじんまりしたお寺ではあるが、何かを伝えようとする風がある。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:妙福寺(みょうふくじ) 
(2)住所:三重県鈴鹿市徳居町2040
(3)山号:薬王山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:行基 (6)開創:729~749年
(7)本尊:薬師如来、阿弥陀如来
(8)その他
1)重要文化財仏像
  釈迦如来坐像:藤原時代 像高109cm
  大日如来坐像(金剛界):藤原時代 像高148cm 
  大日如来坐像(金剛界):藤原時代 像高151cm
2)訪問日:2015年4月18日

画像
                  山門

画像
                 大師堂

画像
                  本堂


この記事へのトラックバック