成願寺 (福井県越前市) 越前和紙の里にある古刹

福井県越前市の<越前和紙の里>にある成願寺は、延暦年間
(782~806年)粟田部に天台宗の寺として開創された
と伝えられているが詳細は不詳である。
1290年時の住職・連阿澄心によって時宗となり、1294年
現在地に移った。
1574年一向一揆の兵乱で焼失したが、佐々成政の庇護を受け
て再興され、その菩提所となった。

水上勉は<弥陀の舞>でこの寺を訪れた紀行を著しているが、その中でも
触れている伽藍は江戸時代中期~後期の堂々とした伽藍である。
境内はよく手入れが行き届き、和紙の里に相応しい風景を造っている。

<福井県のお寺一覧>

(1)寺名:成願寺(じょうがんじ) 
(2)住所:福井県越前市岩本町15-4
(3)山号:石本山 (4)宗派:時宗
(5)開山・開基:不詳 (6)開創:782~806年
(7)中興:連阿澄心 1290年 (8)本尊:阿弥陀如来
(9)その他
1)市指定伽藍
  本堂:1787年  山門:1712年  経蔵:江戸時代後期
  内観音堂:1685年  鐘楼:江戸時代中期  庫裡:1787年
2)訪問日:2010年3月20日

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                 山門

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                 境内

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                 本堂

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                 庭園

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                 鐘楼

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             経蔵(左)観音堂(右)

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