照源寺 (三重県桑名市) 夫婦松

三重県桑名市の照源寺は、1617年初代桑名藩主となった松平定勝
(徳川家康の異父弟)が1624年に亡くなり、第2代藩主松平定行が
その菩提を弔う為に崇源寺を開創したのが始まりで、1626年照源寺と
改名している。
第5代藩主松平定重が不祥事により、1710年越後高田藩に移封され
一時久松松平家の桑名藩主は途絶えるが、1823年松平定永が
再び桑名藩主となり、久松松平家の藩主が明治維新まで続いた。

本堂裏手にある松平家の墓所には、定勝・定綱・定儀・定輝・定信・
定永・定和・定猷などの墓があり、県指定史跡となっている。

本堂横に聳える2本のクロマツは夫婦松と呼ばれ、太い根がお互いに
癒着して連理しており、クロマツの大樹として珍しいことらしい。
かっては、国の天然記念物に指定されていた金龍桜が枯死し、現在は
分植した若木が成長しつつある。
境内も整備が行き届きスッキリした風景を呈している。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:照源寺(しょうげんじ) 
(2)住所:三重県桑名市東方1308
(3)山号:東海山 (4)宗派:浄土宗
(5)開山:伝誉上人 (6)開基:松平定行
(7)開創:1624年 (8)本尊:阿弥陀如来
(9)その他
1)松平家の墓所:県指定史跡
2)山門:市指定文化財 1624年
3)その他市指定文化財
  政餘雕玉:1680年 松平定綱の詩文などを収録したもの
  日本風景図:江戸時代後期 小田野直武筆
4)夫婦松2本:市指定天然記念物
5)訪問日:2010年4月18日

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                  山門

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                  参道

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                  境内

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                  本堂

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                 夫婦松

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                松平家墓所


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