萬慶寺 (福井県鯖江市)

福井県鯖江市の萬慶寺は、1720年越後村上藩主・間部詮言が鯖江5万石に
移封された時、藩主に随伴した陽光和尚が萬松庵を築いたのが始まりである。
1725年第2代鯖江藩主・間部詮方が現在地に移転・堂宇創建を行い、
永平寺住職・承天禅師を開山として迎えて開創し、萬慶寺と号し、
間部家の菩提寺とした。

間部詮言が移封された頃の鯖江は城下町の形態も無く、誠照寺の門前町から
城下町を築いていかざるを得ず、財政的には相当厳しかったそうである。
(城は築かれなかった)

開山・承天禅師は東京・泉岳寺の僧時代に、討ち入り後の赤穂浪士を
招き入れたことで知られている。

<福井県のお寺一覧>

(1)寺名:萬慶寺(ばんけいじ) 
(2)住所:福井県鯖江市深江町6-14
(3)山号:亨浄山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開山:承天禅師 (6)開基:間部詮方
(7)開創:1725年 (8)本尊:釈迦牟尼
(9)その他
1)伽藍
  山門:市指定文化財 1849年
  本堂:1814年
2)本堂天井絵:市指定文化財 1846年以前 第7代藩主・間部詮勝の筆
3)訪問日:2010年3月20日

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                 総門

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                 山門

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                 境内

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                 本堂

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               境内からの眺望


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