金心寺 (兵庫県三田市)

兵庫県三田市天神の丘陵地にある金心寺は、藤原鎌足の長男・定恵
によって668年開創されたと伝えられている。
もとは三田市の中心部屋敷町にあり、1862年現在地に移転するまでは
三田の門前町を形成する古刹であった。

本尊弥勒菩薩坐像の胎内から、<この地域一帯を三田と改名する>内容
の銘が見つかり、三田の金心寺は平安~鎌倉時代において三田の中心的存在
であったと考えられている。
三田の歴史を顧みる上で重要な存在である金心寺も、現在は静かな
寺域に納まっている。

<兵庫県のお寺一覧>

(1)寺名:金心寺(こんしんじ) 
(2)住所:兵庫県三田市天神3-28-45
(3)山号:如意山 (4)宗派:真言宗御室派
(5)開基:定恵上人 (6)開創:668年 
(7)本尊:弥勒菩薩
(8)その他
1)本尊弥勒菩薩坐像:重要文化財 平安時代 像高150cm
2)不動明王立像:重要文化財 南北朝時代 像高64cm
3)十一面観音像(画):重要文化財 平安時代
4)礎石:市指定文化財 創建当初の礎石
5)山門(黒門):九鬼蕃下屋敷の門を移築
6)訪問日:2007年10月7日


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                 山門

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                 本堂

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                 境内
              <手水鉢:礎石>


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