称名寺 (京都府宇治市東笠取) <重文>梵鐘

宇治市の最北東に位置する東笠取の山里にある称名寺は、1331年
円性上人によって開創されたと伝えられている。
その後衰退したが、1676年玄順上人によって再興されている。

1210年の銘がある梵鐘は、全国で在銘21番目の古鐘であり、
宇治市では平等院の<国宝>梵鐘に次いでの古鐘である。
この山里であるが故にこれだけの古鐘が残ったのであろう。

府指定天然記念物のニホンナシは倒木され現在は残念ながら
その姿を見ることができない。

称名寺は岩間山の西中腹にあるが、山頂には西国三十三所観音霊場の
岩間寺がある。

<京都府南部のお寺一覧>

(1)寺名:称名寺(しょうみょうじ) 
(2)住所:京都府宇治市東笠取谷ノ奥35
(3)山号:紅葉山 (4)宗派:真宗仏光寺派
(5)開山:円性上人 (6)開創:1331年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)釈迦如来坐像:市指定文化財 藤原時代 像高89cm
2)梵鐘:重要文化財 1210年
3)ニホンナシ:旧府指定天然記念物 倒木でその姿なし
4)訪問日:2010年3月22日


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                 全景

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                 山里

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                 鐘楼

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               <重文>梵鐘


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