瑞光院 (京都府宇治市) 萬福寺塔頭

京都府宇治市の萬福寺塔頭・瑞光院は1665年即非如一を開山として
開創されている。
即非如一は中国・明代の黄檗僧で、1657年隠元禅師の招きで来日し、
長崎・崇福寺の伽藍整備を行って、1663年萬福寺に入ったが翌年
中国へ帰国すべく九州に入り、小倉藩主の招きで福聚寺の開山となっている。
その後、長崎・崇福寺に住し、1671年長崎の地で亡くなっている。
遺骨の各半分は崇福寺と福聚寺に、歯牙は瑞光院に祀られている。

長崎・崇福寺の国宝伽藍は中国明様式を色濃く残す長崎の代表的な
観光スポットとなっている。

即非如一は黄檗三筆(隠元禅師、木庵禅師、即非如一)であり、また
<即非蓮>と呼ばれるハスは即非如一が中国から持ちこんだと言われている。
萬福寺の三門前の放生池にはこの即非蓮が咲いている。

(1)寺名:瑞光院(ずいこういん) (2)住所:京都府宇治市五ヶ庄三番割34-13
(3)宗派:黄檗宗大本山萬福寺塔頭
(4)開山:即非如一 (5)開創:1665年
(6)その他
1)客殿襖絵:日本画家・直原玉青筆
2)準提観音:隠元禅師の念持仏
3)池泉観賞式庭園

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                       表門

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                       庭園

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                      水琴窟

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