王龍寺 (奈良県奈良市)

奈良県奈良市の西部に位置する丘陵地にある王龍寺は、奈良時代
聖武天皇の勅願により開創されたと伝えられているが、詳細は不詳
である。
その後、坊数多く隆盛したと言われているが、次第に衰え、1689年
大和郡山城主本多忠平が再興し、黄檗宗の梅谷禅師を中興開山に迎えて
本多家の菩提寺とした。

本尊十一面観音は本堂壁面の磨崖仏で、1336年の年号が刻まれてい
る珍しい仏像である。

お寺の境内はコジイ・ヤブツバキ・アセビ・ヤマモモなど照葉樹林に包
まれ、森閑とした風景を作り出している奈良の隠れ寺である。

<奈良市のお寺一覧>

(1)寺名:王龍寺(おうりゅうじ) 
(2)住所:奈良県奈良市二名6-1492
(3)山号:海瀧山 (4)宗派:黄檗宗
(5)開創:聖武天皇勅願 (6)中興:本多忠平 梅谷禅師 1689年
(7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)本尊磨崖仏:市指定文化財 1336年
2)市指定天然記念物
  コジイ林
  ヤマモモ

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                 山門前

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                 山門

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                 参道

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                 参道

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                 本堂

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                ヤマモモ


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