東南寺 (滋賀県近江八幡市安土町)

滋賀県安土町のJR安土駅の近くにある東南寺は、江戸時代前期に
天海僧正によって開基されたと伝えられている。
1737年繖山桑実寺の塔頭正覚院が浄土宗に転宗して竜王町へ
移ったため、東南寺が正覚院の寺格を引き継ぎ<重文>地蔵菩薩立像
や織田信長・足利義晴文書などを同時に引き継いだ。
繖山の正覚院は桑実寺の別格塔頭で、室町将軍第12代足利義晴が
1532年から3年間京都から逃れ仮幕府を正覚院に置いた歴史がある。

<重文>地蔵菩薩立像は平安時代10世紀の作と考えられ、小像では
あるが大像の風格を窺わせる量感を持ち、奈良時代の地蔵菩薩を
思わせる。

<滋賀県湖東のお寺一覧>参照

(1)寺名:東南寺(とうなんじ) 
(2)住所:滋賀県安土町下豊浦2808
(3)山号:仏立山 (4)宗派:天台宗
(5)開基:天海僧正 (6)開創:江戸時代前期 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)地蔵菩薩立像:重要文化財 10世紀 像高67cm
2)正覚院に宛てた織田信長や足利義晴の文書類
3)訪問日:2006年11月21日

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                  山門

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                  本堂

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