願成寺 (滋賀県東近江市) 人魚伝説

滋賀県東近江市川合にある願成寺は聖徳太子によって
開創されたと伝えられ、本尊聖観音菩薩は太子の母の姿を映した
ものと伝えられている。
戦国時代織田信長の兵火に遭い壊滅したと言われたが、その後
曹洞宗の寺として再興されている。

昔、願成寺の庵に美しい尼僧が住んでいて、毎日願成寺へ通い
手伝いをしていたそうです。そこへ可愛い小姓がやってきて尼僧
のお供をするようになった。
村人はその内羨ましくなりその小姓を捕まえて見ると、その小姓は
人魚とわかりミイラにしてしまった。
その後、村人によってそのミイラを願成寺の観音堂に祀って供養した
と伝承される。
観音堂にはそのミイラが保存されているらしいが、非公開である。

日本書紀に最初に登場する人魚は近江の地であり、東近江には
人魚伝説が多いらしい。

<滋賀県湖東地域のお寺一覧>

(1)寺名:願成寺(がんじょうじ) 
(2)住所:滋賀県東近江市川合町950
(3)山号:玉尾山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開基:聖徳太子 (6)開創:不詳 
(7)本尊:聖観音
(8)その他
1)人魚伝説:人魚のミイラ
2)多くの石造物
  仏足石:1842年
3)訪問日:2006年1月29日

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                  山門

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                 観音堂

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                  本堂

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                 仏足石


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