神宮寺 (三重県多気町) 丹生大師

三重県多気町丹生にある神宮寺(通称:丹生大師)は、774年光仁天皇
の勅願により弘法大師空海の師である勤操大徳によって開創されたと
伝えられている。
810年唐から帰朝した空海がこの地に寄った際、師の開創を知り伽藍
建立を発願し815年に伽藍建立が成ったと言われる弘法大師ゆかりの地で
ある。
ここ丹生は古代より水銀の産地として知られ、神宮寺と共に大いに栄えたが、
中世以降水銀産出量の減少とともに丹生の町も衰退し、神宮寺もその影響
を受けた。

静かな里に佇む伽藍と木々の調和が古の盛況を想像させてくれ、心の
癒しとなるであろう。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:神宮寺<通称:丹生大師(にゅうだいし)>
(2)住所:三重県多気町丹生3997
(3)山号:丹生山 (4)宗派:真言宗山階派
(5)開山:勤操大徳 (6)開創:774年 
(7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)町指定文化財の伽藍
  本堂(観音堂):1673~81年
  大師堂:1684~88年
  護摩堂:1760年
  客殿:1624~44年
  仁王門:1700年代初期
2)陶経筒:県指定文化財 1172年
3)春季大祭:4月21日
4)西国薬師霊場第35番
5)訪問日:2009年12月6日

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                 仁王門

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                  境内

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                  本堂

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                 護摩堂

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                弘法大師像

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                大師堂への参道

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                  登廊

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                 大師堂


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