世義寺 (三重県伊勢市)

三重県伊勢市の伊勢神宮外宮の近くにある世義寺は、天平年間
(729~748年)に聖武天皇の勅願により行基が伊勢市前山町の
前山(529m)山麓に開創したと伝えられている。
中世に外宮西域に移り、1670年現在地に移転した。
この間、大峰山修験道の寺として大いに栄えたが、明治時代の
修験道禁止により衰え、塔頭威徳院のみが残り現在は威徳院が
世義寺を継いでいる。

毎年7月7日に行われる紫燈大護摩は伊勢市の風物詩として大いに
賑わい、日本三大護摩<世義寺、千葉県の成田山、静岡県の
秋葉山>に数えられている。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:世義寺(せぎでら) 
(2)住所:三重県伊勢市岡本2-10-80
(3)山号:教王山 (4)宗派:真言宗醍醐派
(5)開基:行基 (6)開創:729~748年 
(7)本尊:薬師如来
(8)その他
1)主な仏像
  本尊薬師如来坐像:市指定文化財 平安時代前期 像高57cm
  愛染明王坐像:県指定文化財 鎌倉時代 像高106cm
  十一面観音立像:市指定文化財 藤原時代 107cm
2)陶製経筒:重要文化財 1178年 前山から出土 渥美焼
3)紫燈大護摩:7月7日 日本三大護摩
4)訪問日:2009年12月6日

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                  山門

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                  境内

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                  本堂


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