応声教院 (静岡県菊川市)

静岡県のお茶の里と呼ばれる菊川市にある応声教院は、
857年慈覚大師円仁によって天岳院として開創されたと伝わる。
1176年法然上人は師である皇円阿闍梨ゆかりの桜ヶ池に
参拝され、その帰途天岳院に入り皇円阿闍梨の菩提を弔い、
このお寺を皇円の菩提所として応声教院と改称されたと伝わる。
<法然上人が比叡山に入って最初に学んだ師が皇円阿闍梨であり、
皇円が龍神となって桜ヶ池に往生したと伝わる>
これ以降、東海における浄土門の道場として栄えたといわれる。

<法然上人足跡とゆかりの寺>

1参道(22-16)(00)<重文>応声教院山門説明.JPG
                  参道

2(22-16)(00)<重文>応声教院山門3.JPG
                  山門

3(22-16)(00)<重文>応声教院山門4.JPG
                  山門

4境内(22-16)(00)応声教院本堂.JPG
                  境内

5(22-16)(00)応声教院本堂2.JPG
                  本堂

6奥に愛染堂(22-16)(00)応声教院愛染堂.JPG
                奥に愛染堂

7(22-16)(00)応声教院のんべい地蔵堂.JPG
               のんべい地蔵堂

8(22-16)(00)応声教院のんべい地蔵.JPG
               のんべい地蔵

山門前に佇むと古刹としての風景が展開しているが、一歩境内に
入って驚くのはその風景が一変することだ。
境内のいたる処にユニークな石仏や置物が配置され、法然上人を
忘れてしまう状況となる。

<全国のお寺総覧>

(1)寺名:応声教院(おおしょうきょういん) 
(2)住所:静岡県菊川市中内田915
(3)山号:松風霊山 (4)宗派:浄土宗
(5)開基:慈覚大師円仁 (6)開創:857年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)法然上人足跡の寺院
2)山門:重要文化財 1626年 徳川家光が静岡市の宝台院に建立
     1918年応声教院に移築
3)のんべい地蔵、体をくねらした水子地蔵など
4)訪問日:2009年10月11日

<境内に安置された景物>

11(22-16)(00)応声教院お茶地蔵.JPG
                お茶地蔵

12(22-16)(00)応声教院蛙石像.JPG
                  蛙石

13道祖神(22-16)(00)応声教院石仏.JPG
                 道祖神

14(22-16)(00)応声教院地蔵尊.JPG

15(22-16)(00)応声教院置物1.JPG

16(22-16)(00)応声教院置物2.JPG

17(22-16)(00)応声教院置物3.JPG

18(22-16)(00)応声教院置物4 (2).JPG

19(22-16)(00)応声教院置物5.JPG

<周辺の風景>

21(22-16)(02)応声教院茶畑.JPG
                  茶畑

22(22-16)(02)応声教院菊川市秋祭り.JPG
                秋祭山車


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