放光寺 (奈良県王寺町) 聖徳太子ゆかりの寺

奈良県王寺町にある放光寺は、古くは片岡王寺と称し聖徳太子による
開創と伝えられている。
(また、百済から帰化した大原博士による開創とも伝えられている)
お寺の前にある王寺小学校の敷地からは奈良時代の瓦など遺物が出土
しており、片岡王寺の伽藍跡ではないかと言われている。
ちなみに、王寺の地名は片岡王寺に由来すると伝えられている。
片岡王寺は盛衰を繰り返し、1572年には兵火により全焼したが
元禄年間(1688~1704年)に黄檗宗の鉄牛禅師によって
再興された。

ひっそりと建つ本堂はかっての片岡王寺を想起するにはあまりにも
寂しい表情であるが、緑に囲まれた境内は古刹の雰囲気を残している。

<奈良県のお寺一覧>

(1)寺名:放光寺(ほうこうじ) 
(2)住所:奈良県王寺町本町2-6-1
(3)山号:片岡山 (4)宗派:黄檗宗
(5)開基:聖徳太子 (6)開創:不詳 
(7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)石燈籠:1548年
2)石造不動明王立像:室町時代
3)訪問日:2009年9月27日


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                 山門

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                 本堂

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                 石燈籠


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