須磨寺 <福祥寺>(兵庫県神戸市) 源平ゆかりの寺

兵庫県神戸市須磨区にある須磨寺は、886年光孝天皇の勅命により
聞鏡上人が聖観音を祀って開創したと伝えられている。
近くの一ノ谷は源平合戦の主戦場となり、熊谷直実と平敦盛の戦いは
平家物語など多く語られているが、須磨寺には敦盛を供養する首塚や
遺品が残り、モニュメント<源平の庭>が設けられている。

弘法大師信仰の篤いお寺で、いつも多くの参拝者でにぎわっており、
歌碑・句碑も多く古人も多く参拝している名刹である。

<全国のお寺総覧>

(1)寺名:須磨寺(すまでら)<正式名:福祥寺>
(2)住所:兵庫県神戸市須磨区須磨寺町4-6-8
(3)山号:上野山(じょうやさん) (4)宗派:真言宗須磨寺派大本山
(5)開山:聞鏡上人 (6)開創:886年 (7)本尊:聖観音
(8)その他
1)新西国三十三ヶ所観音霊場第24番
2)主な文化財
  本堂内宮殿・仏壇:重要文化財 1368年
  十一面観音立像:重要文化財 南北朝時代 像高54cm
  不動明王立像:県指定文化財 1369年
  普賢十羅刹女像図:重要文化財 南北朝時代
  鰐口:県指定文化財 1366年
  十三重石塔:県指定文化財 1327年
  当山歴代(書):県指定文化財 1169~1752年 寺の記録
  青葉の笛:平敦盛の愛用品といわれる
3)源平の庭:砂庭に平敦盛と熊谷直実の像
4)句碑
  与謝蕪村:笛の音に波もよりくる須磨の秋
  芭蕉:須磨寺やふかぬ笛きく木下闇
  など

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                源平の庭

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                 仁王門

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                 唐門

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                 本堂

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                 護摩堂

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                 三重塔

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                 敦盛塚

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                蕪村句碑  


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