大聖院 (広島県廿日市市宮島町) 厳島神社の別当寺

広島県廿日市市宮島にある大聖院は、明治時代の神仏分離がされるまで
は厳島神社の別当寺として神社の祭祀を司り、社僧を統括していた。
厳島神社は593年創建と伝えられ、806年弘法大師空海が弥山に
入って修行し霊場を開いたと伝えられこれが大聖院の始まりといわれ
ている。
平安時代末期の1168年には、現在見られる厳島神社社殿が平清盛に
よって造営されて、この頃には大聖院はすでに別当寺となっていたと
考えられている。

<厳島神社>

(1)宮島へのフェリー(34-221)(00)厳島神社宮島.JPG
              宮島へのフェリー

(2)宮島(34-221)(00)厳島神社宮島4.JPG
                  宮島

(3)(34-221)(00)厳島神社鳥居 (4).JPG
                  鳥居

(4)潮が引いた鳥居(34-221)(00)厳島神社鳥居.JPG
              潮が引いた鳥居

(5)右手山麓に大聖院(34-221)(00)厳島神社神殿 (2).JPG
                  神殿
               右手山麓に大聖院

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(7)(34-221)(00)厳島神社神殿 (5).JPG

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                 五重塔

宮島は島全体が神聖な地とされ、厳島神社と弥山を中心とした神仏習合
の霊地であり、弥山の本坊が大聖院である。
この時代は宮島に住人はほとんど無く、大聖院も対岸の本州側にあったと
推定されており、鎌倉時代末頃に神職や僧などが移り住んだと思われる。
大聖院もこれ以降に弥山の中腹に移ったと考えられている。

現在の大聖院伽藍は、1887年の火災以降順次再建され、境内も
整備が進み参拝者の心を和ませている。
弥山山頂へはロープウェイを利用して参拝も可能である。

<広島県のお寺一覧>

(1)寺名:大聖院(だいしょういん) 
(2)住所:広島県廿日市市宮島町210
(3)山号:多喜山 (4)宗派:真言宗御室派大本山
(5)開基:弘法大師空海 (6)開創:806年
(7)本尊:不動明王、十一面観音
(8)その他
1)中国三十三観音霊場第14番
2)重要文化財
  不動明王坐像:10世紀後半 像高99cm
  梵鐘:平安時代
3)訪問日:2009年6月6日

<大聖院>

1(34-22)(00)大聖院参道.JPG
                 参道

2参道(34-22)(00)大聖院入口.JPG
                  参道

3(34-22)(00)大聖院仁王門.JPG
                 仁王門

4仁王像(34-22)(00)大聖院仁王門仁王像1.JPG
           仁王像(阿形)

5仁王像(34-22)(00)大聖院仁王門仁王像2.JPG
           仁王像(吽形)

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                下の大師堂

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               参道 御成門へ

8(34-22)(00)大聖院御成門.JPG
                 御成門

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              御成門から振り返る

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                  境内

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               勅願堂(本堂)

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                八角万福堂

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                 観音堂

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                 大師堂

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                弘法大師像

16(34-22)(00)大聖院五百羅漢.JPG
                五百羅漢

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                 摩尼殿


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