置恩寺 (奈良県葛城市) <重文>十一面観音立像

奈良県葛城市の岩橋山(659m)山麓にある置恩寺は無住で、
地元の集落の人達によって護られている小さなお寺であるが、
ここには藤原時代の美形の<重文>十一面観音立像が祀られている。
寺伝では奈良時代前期に行基によって開創されたと伝えられているが、
奈良時代末~平安時代初期に、置始氏(戦国時代の大和布施城主布施氏
の祖先)の氏寺として開創されたと言われている。その後、布施氏の
氏寺として大いに栄えたと伝えられている。

<重文>十一面観音立像は観音堂に祀られているが、無住のため
通常は拝観できないが、葛城市観光協会に問い合わせ可能。

<奈良県のお寺一覧>

(1)寺名:置恩寺(ちおんじ) 
(2)住所:奈良県葛城市寺口706
(3)山号:医王山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:行基 (6)開創:724~729年 
(7)本尊:薬師如来
(8)その他
1)十一面観音立像:重要文化財 11世紀 像高172cm
2)石燈籠:1502年

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                 境内

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                 石燈籠

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               置恩寺からの眺望
              <中央左に大和三山>

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            葛城市教育委員会による説明板


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