薬師寺 (奈良県奈良市) <国宝>東塔
奈良・薬師寺の<国宝>東塔が1世紀ぶりに本格的な解体修理を受ける
ことが決まり、2009年2月の晴れ日を掴んで何度目かの拝観に訪れた。
2009年7月から調査が始まり、2011年度から解体修理を始め10年
掛けて、2021年2月完成された。
東塔は最も美しい塔といわれ、<凍れる音楽>と表現されたり短歌などでも
詠われている。薬師寺の境内にある二基の歌碑から見てみよう。
佐々木信綱:ゆく秋の大和の國の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲
会津八一:すゐえんのあまつをとめがころもでのひまにもすめるあきのそらかな
東塔は<扶桑略記>などから730年に建立されたと考えられているが、
藤原京の薬師寺(本薬師寺)から移建されたのか・平城京に新たに新築
されたのか2説があり(一般的には新築説)、今回の解体修理でその資料が
得られることも期待されている。
白鳳様式の建築美が耐震補強も施されて一層輝くことであろう。
<薬師寺 その1> <薬師寺その2>
薬師寺遠景
<2005年10月撮影>
ことが決まり、2009年2月の晴れ日を掴んで何度目かの拝観に訪れた。
2009年7月から調査が始まり、2011年度から解体修理を始め10年
掛けて、2021年2月完成された。
東塔は最も美しい塔といわれ、<凍れる音楽>と表現されたり短歌などでも
詠われている。薬師寺の境内にある二基の歌碑から見てみよう。
佐々木信綱:ゆく秋の大和の國の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲
会津八一:すゐえんのあまつをとめがころもでのひまにもすめるあきのそらかな
東塔は<扶桑略記>などから730年に建立されたと考えられているが、
藤原京の薬師寺(本薬師寺)から移建されたのか・平城京に新たに新築
されたのか2説があり(一般的には新築説)、今回の解体修理でその資料が
得られることも期待されている。
白鳳様式の建築美が耐震補強も施されて一層輝くことであろう。
<薬師寺 その1> <薬師寺その2>
薬師寺遠景
<2005年10月撮影>