称名寺 (奈良県奈良市) 茶の湯の開祖村田珠光ゆかりの寺

奈良県奈良市の称名寺は、1265年興福寺の学僧専英・琳英が
京都三鈷寺の澄忍上人とともに常行念仏の道場として開創された。
室町時代茶の湯の開祖といわれる村田珠光(1423~1502年)
が11歳の時称名寺に入り出家している。
<侘び茶の茶の湯は村田珠光から武野紹鴎~千利休へと継承され利休
によって確立された>

お寺は何度か火災に遭い、規模も小さくなり1802年本堂と茶席
のみが再建され今日に至っている。

<奈良市のお寺一覧>

(1)寺名:称名寺(しょうみょうじ) 
(2)住所:奈良県奈良市菖蒲池町7
(3)山号:日輪山 (4)宗派:西山浄土宗
(5)開山:専英・琳英・澄忍上人 (6)開創:1265年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)重要文化財仏像
  阿弥陀如来坐像:12世紀前半 像高86cm
  釈迦如来坐像:11世紀後半 像高88cm
  薬師如来立像:11世紀後半 像高165cm
  地蔵菩薩立像:10世紀末 像高57cm
  増長天立像:11世紀末 像高102cm
2)千体地蔵尊1900体:1558年松永久秀が多聞城の城壁
             に用いたといわれる

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                 山門

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                 本堂

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                千体地蔵

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                 地蔵尊


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