弘仁寺(奈良県奈良市) <重文>明星菩薩立像

弘仁寺の<重文>明星菩薩立像は平安時代初期の造像で、
地蔵菩薩ともいわれているが、一般には明星菩薩で知られている。
弘法大師空海が室戸岬の御厨人窟で明星の来影を感得して
<求聞持の法>を成就したと伝えられ、明星信仰が始まったと
いわれている。その仏像が明星菩薩といわれている。

弘仁寺は嵯峨天皇の勅願により、弘法大師空海(一説には小野篁)
によって開創されたと伝わる。
山辺北道の虚空蔵山中腹にある境内はあくまで静寂を保ち、明星
信仰の匂いが漂っている。

<奈良市のお寺一覧>

(1)寺名:弘仁寺(こうにんじ) 
(2)住所:奈良県奈良市虚空蔵町46
(3)山号:虚空蔵山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:弘法大師空海 (6)開創:814年 
(7)本尊:虚空蔵菩薩
(8)その他
1)主な伽藍
  本堂:県指定文化財 1629年(1600年代末の説あり)
  明星堂:江戸時代前期
2)主な仏像
  明星菩薩立像:重文 平安時代初期 像高131cm
  四天王立像:重文 藤原時代
3)算額:市指定 1827年と1858年の2枚
4)十三まいり:4月13日

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                 境内

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                 境内

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                 高麗門

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                 本堂

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                 本堂

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                 明星堂

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                 庫裡

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                 算額


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