盛安寺(滋賀県大津市) <重文>十一面観音立像

盛安寺の<重文>十一面観音立像は、比叡山南麓にあった崇福寺
(室町時代に廃寺)から移された仏像と伝えられている。

画像
                  山門
            <両側の石積みは穴太積み>

平安時代10世紀末の作と推定され、大仏師定朝(平等院阿弥陀如来坐像
の作)の父康尚の作風を持つ貴重な資料仏像となっている。
湖国の観音を一躍有名にした井上靖著<星と祭>にも登場する仏像である。
盛安寺の開創は不詳であるが、1486年越前国主朝倉貞景の家臣杉若盛安
によって再興され、寺名も改められた。

大津市のお寺一覧

(1)盛安寺(せいあんじ) 
(2)住所:滋賀県大津市坂本1-17-1
(3)山号:瑞応山 (4)宗派:天台真盛宗
(5)開創:不詳 (6)中興:杉若盛安 1486年
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)主な伽藍
  客殿:重文 17世紀前半
  本堂:市指定 1652年
2)十一面観音立像:重文 10世紀末 
3)庭園:県指定名勝 枯山水
4)訪問日:2005年5月16日

画像
                  本堂

画像
                 <重文>客殿

画像
                  太鼓楼
              <明智陣太鼓がある>


この記事へのトラックバック